10月に入って少しずつ寒い季節になってきました。衣替えもして飲み物も暖かいものになってきました。せっかくなら体がホカホカになれる飲み物をランキングでご紹介したいと思います。体が温まると気持ちもポカポカになりますよね。
温活とは?
温活とは、基礎体温を健康を維持するのに適正な体温まで上げる活動のことを言います。 現代人は、昔の人と比べて基礎体温が0.5℃~1.0℃ほど低いそうです。
基礎体温を保ち、健康的な体を維持して冷え性改善を目指したい、というのは女性の多く方が持つ悩み。健康を維持するために肥満やむくみ、免疫力低下、不妊、生理不順、などのさまざまな不調を引き起こす原因を改善するために体を温める活動が「温活」なのです。
体を温める飲み物 – 1位 ココア
ココアの主成分はカカオポリフェノールです。また、「テオブロミン」という血管を広げる効能のある成分も含まれているため、血流を促進し、体温を高める効果が期待できます。
他にもリラックス効果が注目される「テオブロミン」や、食物繊維の「リグニン」「カルシウム」「マグネシウム」などの微量ミネラル類も含みます。
さらに、カカオに含まれるたんぱく質の成分が便通を改善し、代謝を促したり、筋肉増強をサポートする作用についても臨床研究が進められているそうです。
自然由来のカカオの成分を豊富に含むココアは、便通の改善、善玉コレステロールを増やす作用など、多くの作用を期待されています。自律神経を整える作用もあり、ココアを飲むことで寒い夜にもリラックスして過ごすことができるでしょう。
しかしそんなココアですが、飲みすぎには注意。甘いココアの飲みすぎは糖分を取りすぎてしまう恐れがあります。ピュアココアを1日2~3杯目安に飲むのがおすすめです。
体を温める飲み物 – 2位 紅茶
紅茶には「テアフラビン」という成分が含まれており、血液の巡りを良くしたり、体の隅々まで体温を高め、温めてくれる効果があります。
紅茶は、緑茶などと同じ「チャ」の木から作られるものですが、その製造過程は異なります。茶葉の発酵を抑えたものは緑茶となり、しおれるまで発酵させたものは紅茶となるのです。
紅茶はこの「発酵」がポイントです。発酵する事で酵素が生まれ、酵素が活発だと代謝が良い状態になり、体温がしっかり維持されるのです。ただし、カフェインも含まれるので飲みすぎには注意が必要です。
体を温める飲み物 – 3位 しょうが湯
生姜を食べると、カラダがポカポカしてきます。これは、生のしょうがに含まれる「ジンゲロール」という辛味成分の作用によるものです。
ジンゲロールは血管を拡張し、血行を促すことで一時的に発熱して体温を高めますが、しばらくして拡張した血管が冷やされてしまうと、逆に冷えた血液が体を冷やしてしまう可能性があります。
それを避けるには、生のしょうがに含まれているジンゲロールを加熱、乾燥させることで「ショウガオール」という成分に変化させます。ショウガオールは体の中から熱を作り出して体を芯から温める働きがあると言われています。
生のしょうがには抗炎症作用や殺菌作用があり、風邪の予防のために生しょうがを使った生姜湯を飲んでいる人も。風邪予防には生しょうがをすり下ろしたもの、スライスしたものを使用するのがおすすめ。
生のしょうがから乾燥生姜を作ったり、市販の粉末タイプの乾燥生姜を使ったり、自分に合ったもので生姜湯を作ってみると良いでしょう。
乾燥しょうがの作り方
① 生のしょうがを皮つきのまま1mm~2mmの厚さにスライスします。
② 30分ほど蒸し器で蒸します。
③ 蒸したしょうがを1日ほど天日干しすれば、乾燥しょうがの完成です。
乾燥生姜を紅茶に入れ、ジンジャーティーにして飲むのも体を温めるにはおすすめ。はちみつやレモン、柚子ジャムなど甘味をいれて飲むとおいしいです。
体を温める飲み物 – 4位 甘酒
発酵食であり、ここ数年で美容に興味がある方にも腸内環境を整える美肌・血液サラサラ・アンチエイジング効果があるとして人気の甘酒。
ビタミンB1・B2・B6、葉酸、オリゴ糖、食物繊維、システイン・アルギニン・グルタミンなどのアミノ酸、コウジ酸、ブドウ糖を含んでいるので、飲む点滴として話題になりました。
甘酒に含まれるコウジ酸は、血行を促進する作用があり、冷え症の方にもおすすめの体を温める飲み物の一つです!
逆に体を冷やしてしまう飲み物は??
体を冷やしてしまう飲み物① お酒
アルコールは分解されるとアセトアルデヒドという成分になります。アセトアルデヒドには、血管を広げる作用があるため、血流が良くなることで皮膚が火照り、熱が放出されます。
その結果、一時的に体温が上がるものの、汗が出るなどして結果的には体内温度が低下してしまうのです。体が温まると思って飲んでいるお酒も、飲みすぎは冷えを促進してしまう恐れがあるので注意しましょう。
体を冷やしてしまう飲み物② コーヒー、緑茶
コーヒーや緑茶はカフェインを多く含んでいます。カフェインには血管収縮作用があるといわれており、体を冷やしてしまう恐れがあります。コーヒーの方がカフェイン量が多いのでより注意が必要です。
ただ、カフェインでどの程度体温が反応するかはもちろん個人差があります。あまり頭でっかちに考えず、緑茶もコーヒーも、自分の体温や体調と相談して飲むようにしましょう。
まとめ
寒い日におすすめの体を温める飲み物ランキングをご紹介しましたが、飲みすぎには注意して下さいね。体を温めてこれからの寒い時期や新型コロナウイルスの影響でおうち時間も増えたので心も体もポカポカにして快適に暮らしましょう。