「iCloudメールは使わないほうがいい?」「Gmailのほうが安全?」「どっちも危ない?」──こうした不安は、ニュースや口コミよりも自分の使い方で左右されがちです。実際、メールの事故の多くはサービスの優劣ではなく、乗っ取り・フィッシング・転送設定の悪用など「入口」を突かれて起きます。
iCloudメールにはiCloud+のHide My Emailのような本アドレスを出さない運用があり、Gmailはパスキーや高度保護プログラムなど「ログインを固くする選択肢」が豊富です。どちらも設定次第で安全性は大きく変わります。
この記事では、iCloudメールとGmailの安全性・セキュリティを、暗号化や認証方式、よくある危険パターン、今日からできる対策に分けて分かりやすく解説します。
iCloudメールは使わないほうがいい?用途次第で危ないとは言い切れない

まず結論から言うと、iCloudメールもGmailも、ふつうに使うには全く危ないサービスではありません。大手として継続的にセキュリティ対策が更新され、転送中の暗号化や不正ログイン対策などが整っています。
ただしメールは仕組み上、「自分のアカウントが乗っ取られる」「だまされてパスワードを渡す」が一番の事故ポイントです。つまり、どっちが安全かよりも、あなたの使い方・端末・設定で安全性が大きく変わります。
迷ったら、Apple製品中心で素性を隠して登録したいならiCloud、検索や迷惑メール判定、他サービス連携まで含めて運用したいならGmail、が選びやすいでしょう。
iCloudメール・Gmailざっくり比較(安全性は「設定+運用」で決まる)
| 観点 | iCloudメール | Gmail |
|---|---|---|
| ログイン保護 | Apple Accountの2要素認証が前提 | 2段階認証・パスキー・高度保護が選べる |
| 迷惑メール対策 | 基本機能+運用で補う | フィルタ/検知の機能が豊富 |
| プライバシー志向 | 匿名メール(Hide My Email)と相性 | 連携・検索性が強み、管理設定が重要 |
iCloudメールの安全性:暗号化・2要素認証など
iCloudメールの安全性を考えるときは、「メール単体」よりもApple Account(Apple ID)の保護が土台。AppleはiCloudのデータについて、転送中は暗号化され、保存時も暗号化された形式で保管されると説明しています。標準の保護(Standard data protection)では、必要に応じて復旧できるよう暗号鍵をApple側でも扱える設計です。
アカウント面では、Appleは2ファクタ認証を「本人以外が入れない」ための仕組みとして案内しており、新しい端末やブラウザでのサインイン時に確認コードが必要になります。これが突破されにくい運用の第一歩です。
さらに、必要ならセキュリティキー(物理キー)をApple Accountに追加する方法も用意されています。「SMSが奪われる」タイプのリスクを減らしたい人には検討価値があります。
iCloudメールでやりがちな落とし穴
- ・Apple Accountの復旧連絡先(電話番号・メール)が古いまま
- ・サードパーティのメールアプリに古いパスワードを保存している
- ・端末ロックが弱く、通知からメール内容が見える
要するに、iCloudメールは「Apple Accountの守り=メールの守り」。ここを固めるほど安全性が上がります。
Gmailの安全性:TLS・保存時暗号化・パスキー/高度保護

Gmailはメールの送信時に、可能な限りTLS(通信経路の暗号化)を使うと説明しています。相手側サーバーもTLSに対応していれば、送信~受信の経路が暗号化されるため、途中で盗み見られるリスクが下がります。
またGoogleは、Workspaceの説明の中で、データは保存時(at rest)とGoogle施設間の転送時にも暗号化されるとしています(一般のGmailも同じ基盤上で運用される考え方を理解する材料になります)。
ログイン保護は選択肢が多めです。2段階認証(2-Step Verification)をオンにでき、さらにパスキーも利用できます。Googleはパスキーを「フィッシングで奪われにくい」認証手段として案内しています。
より厳しめに守りたい人向け:Advanced Protection
政治家・記者・企業アカウントなど狙われやすい人向けには、Advanced Protection Program(高度保護)もあります。パスキーやセキュリティキー前提にして、第三者アクセス制限などを強める仕組みです。
「iCloudメール・Gmailは危ない?」と感じる主な原因:メールの仕組み
「危ない」と言われがちなのは、サービス自体よりもメールの性質が原因です。メールは誰でもあなたに送れてしまうため、フィッシング(偽サイト誘導)やなりすましが起こりやすい。さらに、本文が暗号化されない通常メールでは、転送先や相手側の環境まで含めると守れる範囲が限られます。
もう一つ大きいのがアカウント乗っ取りです。パスワードの使い回し、復旧手段(SMS・予備メール)が弱い、端末のロックが甘い…などが重なると、「本人確認」を突破されてメールが丸見えになり得ます。ここはiCloudでもGmailでも同じです。
さらに見落とされやすいのが「勝手な転送設定」。不正ログインされた後、転送ルールやフィルタを作られると、表面上は気づきにくいままメールが外部に流れます。定期的に転送・フィルタ・接続済みアプリを点検しておくと被害の長期化を防げます。
よくあるフィッシング例(文面のクセで気づける)
- 「至急」「24時間以内」など期限で焦らせる
- 差出人表示はそれっぽいのに、リンク先のドメインが違う
- 添付ファイルを開かせてマルウェアを入れようとする
対策はシンプルで、リンクは開く前に確認し、ログインはブックマーク/公式アプリから行い、2要素認証やパスキーで盗まれても入れない状態にすることです。
iCloudメールが向いている人
iCloudメールは、iPhone/iPad/Macの標準アプリと相性がよく、Apple Accountで一括管理できるのが魅力です。特に便利なのがiCloud+の「Hide My Email」。サービス登録時にランダムな転送用アドレスを発行して、本アドレスを出さずに済む仕組みで、登録先から漏れた場合の“連鎖被害”を抑えやすくなります。
「どこで漏れたか分からない迷惑メール」に悩みやすい人ほど、アドレスを使い分けられるメリットは大きいです。必要なら、発行したアドレスごとに転送停止もできるので、“捨てアド”を安全に量産できるイメージです。
またiCloud+では、所有しているドメインをiCloudメールで使う「カスタムメールドメイン」も案内されています。自分のドメインで送受信しつつ、端末側はAppleのメール環境で統一したい人には便利です。
iCloudメールを選ぶとラクになりやすいケース
- Apple製品だけで完結させたい(端末連携・設定が少ない)
- 会員登録・資料請求など、サービスごとにアドレスを分けたい
- メールは最低限で、連絡手段として安定して使えれば十分
逆に、仕事で大量の検索・ラベル運用・多サービス連携をしたい場合は、Gmailのほうが運用しやすいこともあります。
Gmailが向いている人
Gmailは「メールを情報として運用する」人に向きます。検索、ラベル、フィルタ、転送などの機能が豊富で、複数端末・複数アドレスでも整理しやすい。さらにGmailは、送信時にTLSを使うこと、そして(Workspaceの説明にはなりますが)データの保存時暗号化や施設間の暗号化を行うことを示しています。
セキュリティ面でのポイントは、2段階認証やパスキーを選べること。パスキーは「コピーされたり、うっかり渡したり」が起きにくく、フィッシング耐性を高める手段として説明されています。
また法人向けのGoogle Workspaceでは、Gmailのクライアント側暗号化(Client-side encryption)という選択肢も用意されており、より厳しいコンプライアンス要件に寄せた運用ができます(一般利用では使える機能の範囲が違う点は押さえておきましょう)。
Gmailを選ぶとハマりやすいケース
- 検索してすぐ過去メールを掘り起こしたい(案件・購入履歴・請求書など)
- 外部ツール連携(ToDo/CRM/フォーム通知など)を前提に運用したい
- 狙われやすい立場で、より厳格な保護(Advanced Protection)も検討したい
注意点としては、連携を増やすほど「許可したアプリ」が増えること。便利さの裏で、権限管理が甘いとリスクが増えるので、接続アプリの棚卸しが重要です。
iCloudメール・Gmail 結局どっちが安全?差が出るのは「設定」と「習慣」
iCloudメールとGmailの比較で、体感の安全性を左右するのは標準機能の差より「あなたの設定」です。まずは「乗っ取り」を前提に、突破されにくい入口を作りましょう。
共通で必ずやる(最優先)
- 2要素認証(2FA)を有効化:AppleもGoogleも公式に案内しています。
- 復旧手段(電話番号・予備メール)を最新にし、使っていないものは外す
- パスワードの使い回しをやめ、パスキー/パスワード管理アプリを使う
- 転送設定・フィルタ・接続アプリを月1で点検(不正な転送を早期発見)
iCloudメールで追加すると良い
- Apple Accountの2ファクタ認証を確認し、サインイン通知を見逃さない
- 必要ならセキュリティキーを追加して“なりすましログイン”を減らす
- 登録用はHide My Emailで分け、漏れ元を特定しやすくする
Gmailで追加すると良い
- 2段階認証に加えて、パスキーを設定してフィッシング耐性を上げる
- 狙われやすい人はAdvanced Protectionを検討
このチェックを入れるだけで、「危ないかどうか」の答えが実質変わるレベルで差が出ます。
iCloudメール・Gmail 機密性を最優先するなら?
大前提として、通常のメールは「経路は暗号化できても、本文まで常に守れる」とは限りません。相手先のサーバーや受信後の端末まで含めると、どこかで平文として扱われる可能性が残ります。だからこそ、機密性が高い内容はルールを決めて扱うのが現実的です。
メールで暗号化したい場合:S/MIME
iPhoneのMailアプリはS/MIMEに対応しており、証明書を用意すれば暗号化メールの送受信ができます(相手側も対応や証明書交換が必要です)。
組織/業務なら:Gmailの暗号化オプション
Google WorkspaceではGmailのクライアント側暗号化(CSE)など、より厳密な運用を支える仕組みが説明されています。「個人Gmail」と「Workspace」で使える機能が違う点は押さえましょう。
結論:用途で使い分けが一番安全
- ログイン通知や請求書など:iCloud/Gmailの通常メールでOK
- 本人確認が絡む重要情報:パスキー+2FA前提、リンクは公式導線から
- 極めて機密:暗号化メール(S/MIME)や、暗号化メッセージアプリを検討
「iCloudメールを使わないほうがいい?」の答えは、結局「危ないか」ではなく「何に使うか」で決まります。
参考資料
- iCloudのデータ保護(転送中/保存時の暗号化、標準保護と設計の考え方)
- Apple Accountの2ファクタ認証(概要・サインイン時の確認コード)
- Apple Accountのセキュリティキー
- iCloud+「Hide My Email」利用方法・要件
- iCloud.comでのHide My Emailメールの扱い(フィルタ等)
- iCloudメールのカスタムメールドメイン
- GmailのTLS送信(可能な限りTLSを使用)
- Google/Workspaceの暗号化(保存時・施設間転送時、GmailのCSE説明)
- Googleアカウントの2段階認証
- Googleアカウントのパスキー(フィッシング耐性の説明)
- Advanced Protection Program(高度保護)
- iOS MailのS/MIME対応
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