Edifier(エディファイア)のスピーカーは、手頃な価格なのに音が良いと評判で、PC用からTV用、Bluetoothスピーカーまで幅広くラインナップされています。
一方で「どこの国のブランド?」「Bluetoothのつなぎ方が分からない」「急に音が出なくなった」といった疑問やトラブルもよく聞きます。この記事では、Edifierのブランド情報・評判から、Bluetooth接続の手順、音が出ないときのチェックポイントまで、まとめて分かりやすく解説します。
Edifierのスピーカーはどこの国ブランド?メーカー概要と歴史

Edifierは中国・北京発のグローバルオーディオブランド
Edifier(エディファイア)は中国・北京発のオーディオメーカーで、正式名称は「Beijing Edifier Technology Co., Ltd.」という中国ブランドのスピーカー・ヘッドホンメーカーです。設立は1996年で、比較的新しいながら、現在は世界70カ国以上で製品を展開するグローバル企業に成長しています。
本社は中国・北京/深センを拠点とし、パソコン用スピーカーから本格オーディオ、ゲーミング向けブランド「HECATE」、ハイエンド向け「Airpulse」など、幅広いラインを展開しています。中国メーカーと聞くと不安に感じる人もいますが、自社ブランドで世界展開している上場企業という点は安心材料と言えるでしょう。
急成長とSTAX買収で一躍有名に
EdifierはPCスピーカー市場で人気を伸ばし、木製エンクロージャーの2.1/4.1スピーカーで中国国内で大ヒットしたことをきっかけに、海外展開を加速させました。また2011年には日本の高級ヘッドホンメーカー「STAX」を買収し、ハイエンド・オーディオファンの間でも注目される存在となります。
現在はスタジオモニター、Bluetoothスピーカー、ゲーミングスピーカーなど、さまざまなカテゴリでラインナップを拡大しており、「コスパに優れたオーディオブランド」として認知されつつあります。
Edifierスピーカーの特徴は?音質・デザイン・コスパをわかりやすく解説
音質の傾向:フラット寄りで聴きやすいちょうど良いサウンド
Edifierの多くのスピーカーは、中低域がやや厚めでバランスの良い音質が特徴です。エントリークラスでもボーカルが聞き取りやすく、長時間聴いても疲れにくいチューニングがされているモデルが多く、PC用・TV用のスピーカーとして人気があります。
また、上位機種ではハイレゾ対応や3Way構成のモニタースピーカーも登場しており、価格帯の割に解像感や定位感がしっかりしている点も評価されています。いわゆる「ドンシャリ」ではなく、音楽・映画・ゲームのどれでも使いやすい“万能タイプ”の音作りが多い印象です。
デザインとコスパ:インテリアになじむ木目と高い価格性能比
Edifierと言えば、木目調×グレーの落ち着いたデザインのブックシェルフ型スピーカーが定番です。PCデスクやテレビボードに置いても浮きにくく、「見た目の高級感のわりに価格が安い」という口コミもよく見られます。
近年は、RGB搭載のゲーミングモデルやレトロデザインのBluetoothスピーカーなどバリエーションも豊富になってきており、デザイン性を重視したい人にも選びやすいブランドです。総じて「1〜2万円前後でできるだけ音の良いスピーカーが欲しい」という人に刺さるラインナップと言えるでしょう。

Edifier 公式ストア
Edifier R1280T アクティブブックシェルフスピーカー 定格出力42W 2ウェイ出力 デュアルRCA入力 ノブコントロールまたはリモートコントロール 内蔵アンプ 4”ドライバ&5 “ツイーター 木目調MDFエンクロージャー コンピュータ/PC/PS5/TV/レコーダー/ターンテーブル用 ★評価4.4
価格:16,590円(税込)
Edifierスピーカーの評判・口コミまとめ|良い評価・悪い評価を比較
良い評判:価格以上の音質とデザイン性
ユーザーレビューでは、「この価格帯では抜群のコスパ」という声が非常に多く見られます。特にR1280シリーズやR1700シリーズ、R1280DB、最近話題となっているEdifier MR3などは、「1万円台とは思えない解像感と迫力」、「PCスピーカーからの買い替えで感動した」といった評価が目立ちます。
また、レトロな木目デザインや、PCデスクに置きやすいコンパクトさも好評です。リモコン付きモデルも多く、「操作性が良くて使いやすい」というレビューも見られます。

Edifier 公式ストア
Edifier R1280DB PCスピーカー アクティブブックシェルフ ブルートゥース 5.1 Bluetooth/RCA/AUX/光/同軸入力 内蔵アンプ 4inchドライバー&5inchツイーター 42W出力 精密リモコン ターンテーブル/テレビ/デスクトップコンピュータ/レコードプレーヤー/ホームシアター/ゲーム機用 木製シェル ブラック ★評価4.4
-10% 価格:17,999円(税込)

Edifier 公式ストア
「VGP2025受賞」Edifier MR3 スタジオモニタースピーカー「2024年新モデル」36W Bluetooth 5.4 ルーム補正 ハイレゾ 専用アプリ TRSバランス/RCA/AUX入力 3.5mm/ヘッドホン端子出力 52Hz-40kHz スタジオ/作曲/音楽/映画鑑賞用 MDF製 音質高 黒 ★評価4.2
価格:14,980円(税込)
悪い評判・注意点:低音や音量・Bluetooth安定性
一方で、悪い口コミとしては「低音がやや物足りない/逆に出過ぎる」、「大音量にすると少し歪む」といった意見もあります。特に小型モデルでは、重低音を求めると限界があり、サブウーファー付き2.1chシステムや他社の大型モデルと比べると迫力に欠ける、という指摘もあります。
また、Bluetooth接続が不安定になりやすい環境(Wi-Fi干渉など)では、「音がプツプツ切れる」「PCとは相性が悪いことがある」という声もあるため、有線接続も併用できるモデルを選んでおくと安心です。
他社スピーカーとの比較|YAMAHA・BOSE・JBLなどとの違いは?
主なブランド比較表
よく比較されるYAMAHA・BOSE・JBLとEdifierの違いを、ざっくり整理すると下記のようなイメージです。
| ブランド | 国 | 得意分野 | 価格帯の傾向 |
|---|---|---|---|
| Edifier | 中国 | PC・TV用、 コスパ重視のブックシェルフ | 1〜3万円中心でコスパ高 |
| YAMAHA | 日本 | AVアンプ・本格スピーカー、楽器との親和性 | 中〜高価格帯だが音質に定評 |
| BOSE | 米国 | ライフスタイルオーディオ、迫力ある低音 | やや高めだがブランド力が高い |
| JBL | 米国 | ポータブルBluetooth、ライブ向け | 幅広いが中価格帯の選択肢が豊富 |
Edifierは「価格に対してどれだけ音が良いか」を重視したブランドで、同価格帯なら他社よりワンランク上の音質・機能が得られるケースも少なくありません。
どんな人にEdifierが向いている?
YAMAHAはピュアオーディオや楽器用モニターを重視する人向け、BOSEやJBLはブランドイメージや低音の迫力・ポータブル性重視の人に人気です。対してEdifierは、「初めてちゃんとしたスピーカーを買いたい」、「なるべく安くデスク環境の音を良くしたい」という人に最適と言えます。
特に、PCや小さめのテレビで映画・アニメ・ゲームを楽しみたい層には、Edifierのアクティブスピーカーはバランスの良い選択肢になるでしょう。
EdifierスピーカーのBluetooth接続方法|スマホ・PCとのペアリング手順
スマホ(iPhone / Android)と接続する手順
Bluetooth対応のEdifierスピーカーとスマホをつなぐ基本手順は、機種ごとに細かな差はありますが、概ね次の通りです。
- スピーカーの電源を入れる。
- リモコンのBluetoothマークのボタンを押す、または本体のボリュームノブをカチっと押して入力切り替えし、Bluetoothモードにする(LEDが青色になるモデルが多い)。
- スマホの「設定」→「Bluetooth」を開き、Bluetoothをオンにする。
- 「Edifier R1280DB」などスピーカー名をタップしてペアリングする。
- 接続完了後、スマホ側の音量とスピーカー側の音量を両方上げて音を確認する。
うまくつながらない場合は、スマホ側の「このデバイスの登録を解除」を一度実行し、あらためてペアリングし直すと改善することがあります。
PC(Windows / Mac)と接続する手順
PCとBluetooth接続する場合も基本は同じですが、出力デバイスの設定が必要になる点に注意しましょう。
- スピーカーをBluetoothモードにする(LEDが青/画面にBluetoothアイコン)。
- Windowsなら「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」から「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」を選択し、Edifierを選んでペアリング。
- Macなら「システム設定」→「Bluetooth」でEdifierを接続。
- その後、Windowsの「サウンド」設定やMacの「サウンド」設定から、出力先をEdifierスピーカーに変更する。
特にPCの場合、「Bluetoothは接続されているのに音が出ない」原因の多くは、出力デバイスがPC内蔵スピーカーのままになっていることです。必ず「再生デバイス」「出力」をEdifierに切り替えてください。
Bluetoothでつながらない・すぐ切れるときの原因と対処法

まず確認したい3つのポイント
Bluetooth接続がうまくいかないときは、以下のポイントを順番に確認してみてください。
- Bluetoothモードになっているか(LEDが青、または画面にBluetoothアイコン表示)。
- 10m以内に障害物が少ない状態か(壁・電子レンジ・Wi-Fiルーターなどが間にあると不安定になりやすい)。
- 他の端末が同じスピーカーに接続したままになっていないか(スマホAがつながったままだと、スマホBからはつながらない等)。
これらを見直すだけで、「そもそもペアリング候補に出てこない」、「接続してもすぐ切れる」といった症状が改善することがよくあります。
それでもダメなときのリセット手順
基本の確認で直らない場合は、Edifier公式が案内しているBluetoothリセット手順を試してみましょう。
- スピーカーをBluetoothモードにする。
- 本体のボリュームノブを2〜5秒長押しし、ペアリング情報をリセットする。
- スピーカーの電源プラグを抜き、10分ほど放置して内部のコンデンサを放電する。
- 再度プラグを挿して電源オン → Bluetoothモードにし、スマホ・PC側から新規ペアリングを行う。
この操作でBluetoothチップの誤動作がリセットされることがあり、「今まで見つからなかったのに急に認識されるようになった」というケースもあります。
有線接続で音が出ないときのチェックポイント|ケーブル・入力端子・電源設定
スピーカー側のハードウェアをチェック
有線接続なのに音が出ない場合、まずはスピーカー側の物理的な接続を確認します。Edifier公式サポートでも、以下の手順が案内されています。
- 電源が入っているか(LED点灯・電源スイッチON)。
- ボリューム・トレブル・バスのつまみがゼロになっていないか。
- スピーカーとPC/TVをつなぐケーブルが奥までしっかり刺さっているか、断線していないか。
- 入力切替が正しい入力(Line1 / Line2 / Opticalなど)になっているか。
別の音源(スマホや別のPCなど)をつないでみて、スピーカー自体が鳴るかどうかを確認すると原因の切り分けがしやすくなります。
PC・再生機器側の設定を見直す
スピーカー側に問題がなさそうなら、PC・テレビ・ゲーム機側の音声設定を疑いましょう。
- Windows / Macで再生デバイスの出力先がEdifier(または接続した端子)になっているか。
- ミュートやアプリ側ボリュームがゼロになっていないか。
- テレビなら音声出力設定が「テレビスピーカー」から「外部スピーカー」に切り替わっているか。
これらを一つずつ確認することで、「スピーカーは正常なのに音が出ない」というトラブルはかなりの割合で解決できます。
Edifierスピーカーのおすすめモデルと選び方|用途別(PC・TV・音楽鑑賞)に紹介

用途別の選び方のポイント
Edifierのラインナップは多いですが、用途ごとに見ると選び方はシンプルです。
- PC用・デスク用:R1280シリーズ、R1700シリーズ、MR3 / MR5などのコンパクトなアクティブスピーカー。
- TV・リビング用:D12やD32など、横長ボディ+強めの低音が特徴のモデル。
- ゲーム・配信向け:RGB搭載のG2000 Proなど、ゲーミング特化ブランド「HECATE」のモデル。
どのジャンルでも、「価格に対してどれだけ満足できるか」を重視したモデルが多く、入門〜中級者には非常に扱いやすいラインナップです。
代表的な人気モデルの特徴(例)
たとえば、R1280DBシリーズはBluetooth・光デジタル・同軸入力を備えた万能型で、「2025年になってもベストバイ」と評価するレビューもあるほどです。
一方、MR5などのモニター系モデルは、よりフラットでモニターライクな音を目指した設計で、DTMや動画編集などにも向いています。さらに、D32のようなレトロデザインのBluetoothスピーカーは、インテリア性と高音質を両立した「小型Hi-Fi」として高く評価されています。
このように、Edifierは「PC用〜リビング用まで一通り揃えたい」という人にとって、非常に選びがいのあるブランドと言えるでしょう。

Edifier 公式ストア
Edifier R1280DB PCスピーカー アクティブブックシェルフ ブルートゥース 5.1 Bluetooth/RCA/AUX/光/同軸入力 内蔵アンプ 4inchドライバー&5inchツイーター 42W出力 精密リモコン ターンテーブル/テレビ/デスクトップコンピュータ/レコードプレーヤー/ホームシアター/ゲーム機用 木製シェル ブラック ★評価4.4
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Edifier 公式ストア
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まとめ|Edifierはどこの国のスピーカー?
中国発ブランドだが、コスパ・評判ともに十分検討価値あり
Edifierのスピーカーは、中国・北京発のオーディオブランドですが、世界中で販売されており、「価格以上の音質・デザイン」で高く評価されています。エントリー〜中級クラスの価格帯でできるだけ良い音を求める人にとって、非常に頼りになる存在です。
もちろん、低音の好みやBluetoothの安定性などで合う・合わないはありますが、有線接続も併用できるモデルを選び、設置・接続をきちんと行えば、満足度の高いスピーカー環境を作りやすいブランドと言えるでしょう。
トラブル時のチェックポイントを押さえておけば安心
Bluetoothがつながらない、音が出ないといったトラブルも、入力モード・ケーブル・出力デバイスの設定を一つずつ確認していけば、ほとんどが自力で解決できます。最終手段として、Bluetoothリセットや電源の入れ直しを覚えておくと安心です。
「Edifierのスピーカーってどうなの?」と気になっている人は、まずはPC用や小型のブックシェルフモデルから試してみると、コスパの高さと扱いやすさを実感しやすいはずです。

Edifier 公式ストア
Edifier R1280T アクティブブックシェルフスピーカー 定格出力42W 2ウェイ出力 デュアルRCA入力 ノブコントロールまたはリモートコントロール 内蔵アンプ 4”ドライバ&5 “ツイーター 木目調MDFエンクロージャー コンピュータ/PC/PS5/TV/レコーダー/ターンテーブル用 ★評価4.4
価格:16,590円(税込)

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Edifier R1280DB PCスピーカー アクティブブックシェルフ ブルートゥース 5.1 Bluetooth/RCA/AUX/光/同軸入力 内蔵アンプ 4inchドライバー&5inchツイーター 42W出力 精密リモコン ターンテーブル/テレビ/デスクトップコンピュータ/レコードプレーヤー/ホームシアター/ゲーム機用 木製シェル ブラック ★評価4.4
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