『League of Legends(リーグオブレジェンド)』において、2025年に実装された新エピックモンスター「アタカン」。そして、それに伴い追加された新要素「血の花弁(ブラッドローズ)」は、ゲームを動かす一つの要素です。
呪縛のアタカンについては細かく語られることが少なく、実際どの程度の価値があるのか?優先度がどの程度あるのか?を厳密に調べた人は少ないかと思います。
今回は、そんな League of Legends の呪縛のアタカンの効果、呪縛のアタカンのゴールド換算値を計算してみました。
呪縛のアタカンとは?
破滅をもたらす者「呪縛のアタカン」は、サモナーズリフトに登場する強力なエピックモンスターで、試合時間20分時点で川の両端のどちらかに出現します。
出現位置は、マップの上半分と下半分のそれぞれのサイドで、試合時間14分までに行われたチャンピオンの戦闘の合計によって決定します。
【ストーリー】アタカンと宿主「カタシュ・リ」

アタカンの断片的なストーリー背景は、LoLにおいて短期間だけ解放されていた『ザ・デーモンズ・ハンド』というミニゲームの中で少しだけ垣間見ることができました。
『ザ・デーモンズ・ハンド』では、アタカンが単なる悪魔ではなくモーデカイザー最強の将軍であったことが明らかになります。
アタカンはサーン・ウザル(モーデカイザー)と相克し、その戦闘の中でウザルにとって重要な将軍であったカタシュ・リは、アタカンに覆い尽くされ命を落としました。カタシュ・リと重なったままウザルに打ち倒されたアタカンは、カタシュ・リの兜の中に封印され、ウザルの召使いとなったのです。
その後、ウザルがルブランとブラッドミアによって滅ぼされ、一時的に解放されたアタカン。しかし、不死の姿となって復活したモルデカイザーによって再度従えられ、幾度か解放と再束縛を繰り返した後に、ルブランに捕らえられます。
ルブランはアタカンに取引を提案します。解放と引き換えに、とある強力なダーキン武器の所在を明らかにすること。最終的には、このダーキンの謎が物語の核心として残されます。
呪縛のアタカンのバフ効果
アタカンを倒すと、マップに生えているすべてのブラッドローズを獲得します。また、「精霊の花弁」と「精霊の浄化」という2種類のバフ効果も付与されます。
「精霊の花弁」のバフ効果

アタカンを獲得すると、それまでに獲得したすべての「血の花弁」を「精霊の花弁」に変化させます。精霊の花弁の効果により、花弁の効果は25%上昇します。
「精霊の浄化」のバフ効果

「精霊の浄化」は、敵チャンピオンをキル/アシストすると「精霊の花弁」を一つ獲得し、その死体付近の敵に現在体力の15%に相当するダメージと、1.5秒間 60% のスロウ効果を与えます(半径500ユニットのAoEダメージ)。
呪縛のアタカン:精霊の花弁のゴールド換算値

ではここから各バフ効果等を獲得した場合のゴールド換算値を計算していきましょう。まずは「精霊の花弁」のバフ効果をゴールド換算していきます。
「精霊の花弁」は、それまでに獲得していた「血の花弁」と、アタカン討伐時に回収されるブラッドローズ両方に適用されるバフ効果なので、それぞれ別個に考えていきます。
獲得済み「血の花弁」アップグレードのゴールド換算値
呪縛のアタカンを倒し、血の花弁が精霊の花弁へアップグレードした場合、全てのバフ効率が25%増加します。
プロの試合だとアタカン獲得までの血の花弁スタック数は平均で10~15程度、ソロQ(ダイヤ以上)だと10~25程度ですが、今回はソロQに寄せて算出しようと思うので、均して17スタックと仮定します。
また、ソロQでのアタカン獲得は平均だと22分前後のため、22分段階での17スタックの血の花弁のアップグレードゴールド換算値とします。
22分時点だと、SUP以外のキャリー4人はおおよそ13レベル前後。13レベルから14レベルに上がるための経験値は 1480xp なので、1xp の価値は 0.4ゴールド程度になります。(参照:1レベルのゴールド換算値について。レベル差に注意!)
17スタックの血の花弁がアップグレードする際にもらえるステータス(0.25倍のステータス分)は、85xp、2.15AD または 3.575AP。ゴールド換算すると、34ゴールド + 約73ゴールド = 107ゴールド。
チームゴールドで換算すると 535ゴールド になります。
「精霊の花弁」追加獲得分のゴールド換算値
プロの試合だとアタカン獲得時の「精霊の花弁」スタック追加獲得数は平均で10程度、ソロQ(ダイヤ以上)だと15程度なので、今回はソロQに寄せて15スタック獲得とします。
22分時点での「精霊の花弁」15スタック分のステータスは、375xp、9.625AD または 16.125AP。ゴールド換算すると、150ゴールド + 約336ゴールド = 486ゴールド。
チームゴールドで換算すると 2430ゴールド になります。
呪縛のアタカン:精霊の浄化のゴールド換算値
「精霊の浄化」は、敵チャンピオンをキルすると「精霊の花弁」を一つ獲得し、その死体付近の敵に現在体力の15%に相当するダメージと、1.5秒間 60% のスロウ効果を与えます(半径500ユニット)。
このバフはゴールド換算するのが難しいので、一旦 0ゴールド とします。
呪縛のアタカン:獲得ゴールド
アタカンは、獲得したチームの全員に50ゴールド、ラストヒットを獲得した本人に25ゴールドが入るので、チーム全体では 275ゴールド 獲得できます。
呪縛のアタカン:獲得経験値分のゴールド換算値
アタカンを獲得した味方全員には 100xp、近くにいるチャンピオンには 300xp が入ります。3人でとった場合を想定して、チーム全体で 300xp × 3 = 900xp、100xp × 2 = 200xp の 1100xp のゴールド換算をします。
13レベル時点の 1100xp のゴールド換算値は、 440ゴールド。(13レベルから14レベルに上がるための経験値は 1480xp なので、1xp の価値は 0.4ゴールド程度)
呪縛のアタカンのゴールド換算値 合計
以上のそれぞれのゴールド換算値をまとめると、以下のようになります。
- 「血の花弁」アップグレード:535ゴールド
- 「精霊の花弁」追加獲得分:2430ゴールド
- 精霊の浄化:0ゴールド
- 獲得ゴールド:275ゴールド
- 獲得経験値分:440ゴールド
これを計算すると、535ゴールド + 2430ゴールド + 0ゴールド + 275ゴールド + 440ゴールド = 3680ゴールド。おおよそ 3000ゴールド 程度の価値があると思っておけばよいでしょう。
まとめ
以上、League of Legends の 呪縛のアタカンのゴールド換算値 に関するまとめでした。