映画『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー役として知られる女優リンダ・ハミルトン。その代表作『ターミネーター2』に、実は驚きの撮影秘話が隠されていることをご存じでしょうか。
鍵を握るのは、彼女に双子のきょうだいがいたという事実です。この記事では、双子の姉レスリーがどのように映画に関わったのか、あの名シーンに双子がどう活かされたのか、そしてその背景にある当時の撮影事情までを、確かな事実に基づいて紹介していきます。
リンダ・ハミルトンの双子の姉レスリーとは
まず、双子のきょうだいであるレスリー・ハミルトン・ギアレンについて確認しましょう。リンダ・ハミルトンには、一卵性双生児の姉レスリーがいます。そっくりの容姿を持つ姉妹でした。
ただし、レスリーは女優ではありません。本職は看護師で、救急医療(ER)のナースとして働いていた一般の人でした。姉妹はメリーランド州ソールズベリーで育ち、ほかに姉と弟もいるきょうだいです。
父は医師でしたが、姉妹が5歳のころに交通事故で亡くなっています。女優として世界的に有名になったリンダとは対照的に、レスリーは医療の現場で人生を歩みました。この“女優ではない双子”の存在が、後に映画史に残る演出を生むことになります。
リンダ・ハミルトンの双子が活きたターミネーター2の名シーン
レスリーが起用されたのは、1991年公開の『ターミネーター2』です。液体金属型ターミネーターT-1000が絡む、緊張感あふれる場面でした。
クライマックスで、本物のサラ・コナーと、サラに擬態したT-1000が同じ画面に登場するシーンがあります。このとき、手前のT-1000をリンダが、奥のもう一人のサラをレスリーが演じました(バストショットになる際はリンダが演じています)。
本物と偽物、2人のサラ・コナーが同時に映るこの演出は、双子だからこそ実現できたものです。ジョン・コナーの前に瓜二つのサラが2人現れる緊迫感は、観客を強く引き込みました。
リンダ・ハミルトンの双子起用は特撮の工夫だった
なぜCGではなく、実の双子を使ったのでしょうか。その背景には、当時の映像技術の事情があります。
『ターミネーター2』は、SFXからVFXへの転換期に作られた作品です。最先端のCGを使う一方で、当時のCG技術で“同一人物が2人”を自然に見せるのは難しく、費用も莫大でした。そこで、一卵性双生児のレスリーを起用するという、アナログな工夫が採用されたのです。
もともとこのシーンは合成処理を検討していたそうですが、リンダが双子だったことからレスリーの参加が決まったといわれます。リアリティと予算の両面で理にかなった、制作陣の巧妙な判断でした。
リンダ・ハミルトンの双子以外にも登場した双子俳優
実は『ターミネーター2』は、リンダ姉妹以外にも双子が出演している“双子映画”としても知られています。もう一組の双子にも注目してみましょう。
サラが収容される精神病院(ペスカデロ)の場面で、警備員と、その警備員に擬態したT-1000を演じたのが、双子の俳優ドン&ダン・スタントン兄弟です。T-1000が人間に化ける演出を、双子を使って表現していました。
液体金属という“もう一人の自分”を生み出す設定と、双子のキャスティングは相性が抜群でした。当時のアナログ技術の積み重ねが、この作品に独特の“温かみ”を与えているとも言われています。
リンダ・ハミルトンの双子と家族総出のターミネーター2
『ターミネーター2』は、リンダ・ハミルトンにとって“家族総動員”の作品でもありました。双子の姉だけではありません。
幼少期のジョン・コナー役として、リンダの実の息子ダルトン・アボット(1989年生まれ)が出演しています。エンドクレジットにも「Infant John Connor」として名前が記載されています。
さらに、リンダは後に『ターミネーター』シリーズの監督ジェームズ・キャメロンと結婚しており(1997年再婚、1999年離婚)、公私にわたって作品と深く関わっていました。双子の姉、実の息子、そして監督との縁——まさに親族ぐるみで支えた一作だったのです。
リンダ・ハミルトンの双子にまつわる後日談
最後に、リンダとレスリー、それぞれのその後についても触れておきましょう。名シーンの裏には、こうした物語があります。
リンダ自身は、この撮影中の銃撃シーンで耳栓を外していたことから、片耳の難聴を抱えることになりました。役に徹底して向き合った代償だったといえます。
そして双子の姉レスリーは、2020年8月に63歳で亡くなっています。看護師として現場に立ち続けた人生でした。映画のなかで一度だけ“もう一人のサラ・コナー”を演じた彼女の存在を知ると、あのシーンがより味わい深く見えてくるはずです。
リンダ・ハミルトンの双子にまつわるまとめ
最後に要点を整理します。リンダ・ハミルトンには一卵性双生児の姉レスリー・ハミルトン・ギアレンがおり、本職は看護師の一般人でした。
その双子という特性は、『ターミネーター2』で2人のサラ・コナーが同時に映る名シーンに活かされました。CG全盛以前の時代に、双子を使ったアナログな工夫が、映画の完成度を大きく引き上げたのです。
名作の裏には、双子の姉妹の協力や、家族総出の出演といった知られざる物語があります。こうした背景を知ってから見返すと、あの名シーンの見え方が少し変わってくるでしょう。
Hulu × Disney+ の圧倒的作品数!

Huluとディズニープラスのセットプランが誕生。国内の人気作品、話題の映画や豊富な海外ドラマが、月額1,690円でお得に見放題。Huluとディズニープラスのセットプランなら、最大550円以上お得に!
■ディズニープラス作品:美女と野獣、アナ雪、アラジン、トイ・ストーリー、ハイスクールミュージカル等【Disney&ピクサー作品】、アベンジャーズ、アイアンマン、スパイダーマン、ファンタスティック4等【マーベル作品】、スターウォーズシリーズ、ナショナル ジオグラフィックシリーズ… など
■Hulu 作品:呪術廻戦、名探偵コナン、推しの子、銀魂、映画ドラえもん等【アニメ作品】、世界の果てまでイッテQ、ガキの使いやあらへんで、月曜から夜更かし、ニノさん等【大人気バラエティ】、ハリーポッター、ジュラシックパーク、エイリアン、ワイスピ、ショーシャンク、インターステラー等【名作洋画】、各種国内&海外ドラマ… など
