League of Legends

【LoL】ラストヒット(LH)とは?CSのコツと取れない人向けの練習法 | 攻略Wiki(League of Legends)

League of Legends(リーグオブレジェンド)』において、ラストヒット=CS(Creep Score)はゲームの勝敗に関わる非常に重要な要素

試合中にCS(ファーム)を丁寧にとり続けることが、ゲームを決定的にするファイト場面でのゴールド差・アイテム差につながり、勝利へとつながることもあるのです。

今回は、そんな League of Legends における ラストヒット(LH)の意味、CSのコツ、ラストヒットやCSを取れない人向けの練習法 などについて、トッププロ選手やKRチャレンジャー帯などの統計を参考に解説していきます!

ラストヒット(LH)とは?

CSをとる際に、最も重要なのが「ラストヒット(LH)」です。ラストヒットとは、文字通り最後のダメージを与えること=トドメを刺すことを意味します。

ミニオンのCSを獲得する際には、自分で意識してラストヒットを狙う必要があるのです。JGモンスター等と違い、ラストヒットを狙う意識をしないと、味方ミニオンや味方タワーが敵ミニオンを倒してしまう、という点です。

ミニオンのHPバーをしっかり確認し、体力がミリになった瞬間にタイミングよくAAやスキルを打つことで、ラストヒット=CSをとることができます。

(試しに、何も考えずに適当にAAやスキルを制限なく打ち続けてみてください。ミニオンはタワーや自陣ミニオンに倒され、CSは半分も取れないでしょう)

とにかくラストヒットは重要!

LoLにおいて、「ゴールドを稼ぐ力」は非常に重要です。敵よりもどれだけ多くのお金を持っているか、いかに経験値を多く稼ぐかが、中盤までのLoLの本質です。

LoL初めてすぐのうちは、マクロやゲーム理解において上級プレイヤーには全く追いつけません。そこで大差がついてしまうのは仕方がなく、できることが少ない初心者にとっては、最も手っ取り早く重要であるCS、ラストヒットのコツをつかんでいくことが大切なのです。

さらに、CSは世界的なLoLのプロ選手になればなるほど比較され、重視されるポイントでもあります。CSをとる力=ラストヒットは、LoLにおける本当に基礎中の基礎でありながら、最重要なポイントといえるでしょう。

CS=ラストヒットの有利はスノーボールする

ラストヒットの有利は、その後の試合展開に影響します。CS差をつけて対面とアイテム差ができた時、有利をさらにスノーボールしやすくなります。(※CS差だけあってもアイテムを買っていない場合は何も有利になっていないので注意が必要)

レーン戦の有利につながる

レーン戦中、対面のチャンピオンより一つ多く素材アイテムを持っているだけでも(たとえば増魔の書やロングソード、ルビークリスタルなど)、ダメージトレードで有利を作りやすくなります。

序盤のCSは特に重要です。TOPでは、ロングソード一本の差でファイトに負け、ウェーブコントロールされ、無理にプッシュしようとしたらデスしてそのままTOP終了、なんてことはしばしばあります。

注意点

ただし、チャンピオン同志には「マッチアップ」が存在します。特定のチャンピオン間では1000ゴールド差あっても勝てないようなマッチアップもあるため、そこはマッチアップ理解を深めておく必要があります。

また、スキルドッジや間合い管理などのミクロで負ける場合はどうしようもありません。しっかりとチャンピオンのスキルレンジやAAレンジを把握し、とにかくスキルを当て、とにかく避ける方法を考えてみましょう。

CS差以外に経験値差も重要です。1レベル差は約2キル分のゴールド差になるので経験値差には十分注意しましょう。

さらなるCSの有利につながる

CSの有利は、さらにCSの有利を広げることもできます。

これは、CSを多くとって相手より先にアイテムを出すことで、相手よりもスキルやAAでCSを取りやすくなっているためです。

また、ラストヒットを取ることのほかに、ラストヒットを取らせないことでもCSの有利を作ることができます。CS差=アイテム差を生かし、ハラスをしたり、レーンプレッシャーを与えて、ミニオンに近づけないようにしたり。

相手チャンピオンをキルしたり、ダメージトレードに勝ってリコールを強制したりすることで、CS有利はさらに拡大していきます。

集団戦の有利につながる

もちろん、CSの有利でできたアイテム差は、集団戦の有利にもつながります。アイテム差によってレーン有利になった場合、先にミニオンのウェーブクリアをできるため、相手よりも先にファイトに寄ることができます。

また、集団戦において、敵より先に1コアできているような状況では、ダメージ効率上、かなり有利になります。集団戦や少数戦でその有利を生かして勝つ(敵を倒す)ことで、さらに有利をスノーボールさせることができるでしょう。

注意点

レーン戦のマッチアップと同じように、「構成差」というものがあります。

集団戦が得意な構成、ポークが得意な構成、エンゲージが得意な構成、ディスエンゲージが得意な構成、ワンキャッチが得意な構成など、味方のチャンピオン構成によってさまざま。

ゴールド有利があるのに、集団戦やディスエンゲージが得意な構成相手にポーク構成で仕掛けて負けてしまっては非常にもったいないです。アイテム有利の上で、構成把握や、サモナースペルの有無、Rの有無などを踏まえ、自分たちが勝てる形で集団戦に臨みましょう。

オブジェクト&ゲーム進行の有利につながる

基本的に集団戦や少数戦で勝利したチームは、ドラゴンやヘラルドなどの重要なオブジェクトを獲得することができます。CS有利を生かして集団戦を勝利することで、そのままオブジェクトを獲得し、さらに試合は勝利へと近づくのです。

もしドラゴンなどのエピックモンスターが湧いていない状況でも、タワープレート獲得やタワー破壊につなげ、有利を得ることができます。

また、集団戦を行わずとも、レーンの有利で敵のチャンピオンがHPがミリになってリコールしたり、タワー下から出れない状況であれば、オブジェクトはフリーでしょう。

マクロ&ビジョンコントロール(視界管理)の有利につながる

CS有利を生かしてレーンが有利になった場合は、ウェーブをこちらで管理することができるため、毎ウェーブごとに、先にプッシュして敵JGにワードを置きに行ったり、ドラゴン前に先にブッシュの視界をクリアして集団戦に備えたりすることもできます。

このように、CSの有利からアイテム有利、レーン有利につなげることで、マクロでの有利を作ることもでき、試合は勝利に近づいていきます。

ラストヒットをとるコツ!取れない人向けのCS練習法

① 基本はAAでCSをとる。3分の1を切ったらAAをしない

LoLにおいて、スキルを発動するためにはマナコストが必要なチャンピオンがほとんど。AAのためにスキルを使用していたらマナは一瞬で枯渇してしまいます。

レーンでマナがなくなるとその後、「ハラスを一方的に食らってダメージトレードができない」「プッシュも勝てない」「ファイトが起きてもスキルが使えない」など、デメリットが非常に多くなります。マナを枯渇させないためにも、基本はAAでCSをとるように心がけましょう。

また、初心者にありがちですが、ミニオンのHPが3分の1を切ったら無駄にAAをしないのがもっとも基礎段階です。

ミニオンのHPが半分~3分の1くらいになったら無駄にAAをせず、とにかくミニオンがミリになるのを待ちましょう。AAにもクールタイムがあるため、適当にAAを打っているとミニオンやタワーによって倒されてしまいます。

② 味方ミニオンのターゲット、弾の軌道を見る

ミニオンはバラバラの標的をターゲットすることはありません。基本的には1体~2体の敵ミニオンに対して、全ミニオンがターゲットして攻撃します。この、味方のミニオンから一番攻撃されている敵ミニオンをラストヒットでとるよう意識します。

一番最初にAAすべきミニオンがわからない場合は、最も速い速度でHPが減っているミニオンが一番フォーカスを食らっている証拠です。味方の後衛ミニオンが飛ばしている弾の軌道をよく見て、HPの減りの速度と照らし合わせてラストヒットを狙いましょう

③ AAでとれないミニオンをスキルでとる

多くのチャンピオンは、基本はスキルセットの中にCSをとるのに適した「クールダウンが短く、マナコストが軽い攻撃スキル」が存在します。(メイジであればアーリQやシンドラQ、ファイターであればレネクトンQやモルデカイザーQなど)

たまたま敵ミニオン2体がフォーカスされて同時に体力がなくなりそうな時や、敵が攻撃を狙ってきていてAAではCSがとりづらいような時は、これらのスキルを上手く活用してCSをとってもよいです。基本はAA、難しい時はスキル、と覚えておきましょう。

④ キャノンにスキルを惜しまない

基本的には、後衛ミニオンはHPの5分の1、前衛ミニオンはHPの7分の1、キャノンミニオンは15分の1のあたりでAAが入ればどのキャラでもラストヒットをとれます。

後衛ミニオンはラストヒットの幅が見やすいためAAでとりやすいのです。逆に、キャノンミニオンは15分の1以下のHPを見極めないと落としてしまうので難しく、慎重にAAするか、余裕があればスキルでとるのが確実です。

AAでCSを取れと最初に言いましたが、キャノンミニオンは63~90ゴールドもの価値があり、落とすとマイナスがかなり大きいミニオン。敵も、この重要なキャノンをとるタイミングで攻撃を仕掛けてくることもよくあります。

慣れないうちや、サイドレーンでマナが潤沢な時などは、ビクターのQ、アーリのチャームなど、可能な限りとりやすいスキルで確実にとるのが望ましいです。

⑤ タワー下CSのコツを習得する

ミニオンをタワー下に押し込まれた際、タワーにミニオンHPを一気に削られてしまうため、きちんとHP調整をしないとCSをとるのは困難です。

シルバー帯~くらいの人はほぼ全員知っているかと思いますが、タワー下ファームには鉄板の基礎知識があり、タワーでミニオンが倒される前に、自分がミニオンをAAしておくことでCSがきれいに取れるようになります。

  • 前衛ミニオン:タワー2発 + AA1発
  • 後衛ミニオン:タワー1発 + AA2発

初心者のうちは、とにかくこれを意識すべきです。タワー下で焦ってスキルやAAを打つと、返って絶対にとれないHPになりがちなので注意しましょう。

⑥ チャンピオンの解説動画、チャレ帯の動画、プロの動画を見る

YouTubeでチャンピオン名などを入れて検索すれば、プロや高レートの解説動画がたくさん出てきます。「Ahri challenger」などで検索して出てくる、世界のチャレンジャー帯の試合のリプレイ動画を複数見るのが一番参考になります。

サイドレーンに出た後のウェーブクリア方法などは、チャンピオンごとに決まったやり方があるので、その型を覚えるのが大事です。

チャンピオン名 challenger」と、日本語でもいいので検索すれば出てきます。これらの動画を見て、対面がいる時のCSの取り方やレーン戦の方法、敵がいない時のきれいなウェーブクリア方法などを研究して覚えておくのが、面倒ですが最も近道です。

メレー(近接)チャンピオンでレンジチャンピオンを相手にする時などは、キャラのマッチアップを理解してからレーンに望まないと一生CSタイミングなどでハラスされて、そもそもレーンになりません。

レンジ対面になりがちなMIDでメレーアサシンをやる場合や、TOPでヴェインやティーモなどのレンジ対面が苦手な場合は、対レンジのマッチアップやレーニング方法を動画で研究するのをおすすめします。

⑦ タワーにウェーブを押し切ってからリコールする

対面のキルをとったりリコールさせた時、相手のTPまでにウェーブプッシュが可能な場合、そして敵JGやSUPの位置などを確認して可能な限りは、タワー下まで自陣ミニオンを押し付けてからリコールするのも重要です。

これはウェーブコントロールの知識になるのでまた別で話すとして詳細は割愛しますが、レーン中央でお互いのウェーブが止まっている状況は、実はCSロストを発生させます

MIDでウェーブがぶつかる瞬間にリコールしてしまった場合は3~6CS、TOPやBOTでウェーブがぶつかる瞬間にリコールしてしまった場合は6~10CS 近くロストします。(※ウェーブ衝突時にリコール開始、ローHP想定で泉から出るのに4秒待機、ブーツや移動速度上昇アイテムなしでのプラクティス検証結果)

低いレートのADCでたまに見かけるのが、以下のようなシーンです。

お互いJG込みの3v3で敵3人を倒し、ローHPでADC(自分)だけ生き残った。MIDやTOPはマップで各レーンに見えている。ウェーブクリア能力はあるのに、レーン中央でウェーブがぶつかるタイミングでリコールしてしまう。

これでは、せっかくできた有利を最大限生かせていません。

敵に襲われるリスクがないと判断できる場合は、HPがどれだけ低くてもビビらずプッシュしてリコールした方がメリットが大きいです。敵のファームを一方的にタワーで焼くことができ、こちらのロストは最小限に済むので、意識してみましょう。

特にキャノンウェーブを押し切った時はこちらのロストがほぼ0なのでメリットが非常に大きいです。(※ただし、こちらのウェーブプッシュより相手のレーナーの復活が早い場合は逆に押し込まれてこちらもウェーブロストしてしまうので、自身のプッシュ能力も加味して判断しましょう)

⑧ 使うチャンピオンのAAモーションや弾速に慣れる

LoLのレンジチャンピオンの場合、AAを入力してから実際に弾が発射されるまでの時間がそれぞれ異なります。これをAAモーションと呼ぶのですが、自分の使うチャンピオンのAAモーションのクセに慣れるのも大切です。

また、AAモーション後に弾が自分の使うチャンピオンから対象に目掛けて発射される速度=弾速も異なるため、弾速のクセにも慣れておくことが大事です。

たとえば、ソラカなどはAAが発射されてから着弾までが遅く、弾速の遅いチャンピオン。逆に、ヴェル=コズやセナなどはレンジチャンピオンですが、AAモーション後にダメージが即時到達します。

ラストヒットを取れない人向けのCS練習法

プラクティスモードでCS練習する

LoLにはプラクティスモードという便利な機能があります。相手にAIを入れず、自分一人でレーンに出て対面がいない中で10分100CSを目指すのが初心者にとっては一番簡単で良い練習になります。

誰もいない完全に安全な場所で10分100CSとれないなら、対面に人がいる状況でとるのは不可能です。まずは使うチャンピオンの基本的なCSに慣れてから対人戦に出ましょう。

対人戦に出る前には必ず、プラクティスで10分間AA練習してからサモリフに出るのもオススメです。10分100CSを目指して練習を重ねることで、日に日にCS精度が上がっていくのが分かります。

まとめ

以上、League of Legends の ラストヒットをとるコツ、取れない人向けの練習法 などに関するまとめでした!

ABOUT ME
おどろいたかお
片づけが得意。とてつもない効率厨。エモを食べて生きている。